滋賀の文化振興施策   6 今後に向けて


 この基本的な考え方は、県民主役の滋賀らしい文化創造の目標や取り組みの重点方向を示したものであり、今後、県民、諸団体、NPO、学校、企業、市町村などそれぞれの立場においても、この基本的な考え方の趣旨を参考に、積極的で多彩な取り組みをいただくよう期待します。

 県は、この基本的な考え方に基づいてそれぞれの取り組みを支援するため、多様な方法で実効ある施策の立案や事業を実施していきます。
 具体的な施策の方向としては、

  1. 県民の機運醸成のための機会・場づくりの充実
  2. 県民活動にさらに弾みをつけるための支援方法についての工夫
  3. 県の総合的・体系的な文化行政の推進
などを考えています。

 なお、文化の捉え方は一様ではなく、しかも時代とともに変化する性格を持っていることから、この基本的な考え方は、滋賀らしい文化創造のいわゆる到達点ではなく、文化の芽を掘り起こし確かなものにするためのプロセスを示すことをねらいとしています。また、「取り組みの方向」のところでは、重点的な項目に絞り込んだために触れられていないものがありますし、取り組みの事例についても、数多くの県民が創意工夫をこらしたさまざまな活動を熱心に行われているうちの、ほんの一部しか紹介できていないことをお断りしておきたいと思います。

 今後、この基本的な考え方を素材に、県民の間で継続的な議論が深まり、常に時代の動向等を踏まえながら滋賀の文化について語る場と機会がつくられていくことを期待します。県としても、今後、県民のニーズや文化を取り巻く情勢等の変化に応じて、この基本的な考え方を柔軟に見直していきます。

 県民の皆さんと一緒に文化について繰り返し語り合う中で、多くの人々が自立しつつふれあい、お互いに刺激し合いながら大きなうねりとなって、21世紀における生き方や地域づくりがより確かなものになっていくのではないかと考えます。

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