管楽器はとても幅が広く奥行きがある魅力的な楽器です。
管楽器は二つに分類できます。
まず木管楽器、これは、フルートやオーボエ、クラリネット、サックスなどがあります。フルートの柔らかく繊細な音色、オーボエの特徴ある芯を感じる音色、サックスの渋みのある音色、様々な個性を持ちます。また、サックスなどは、ソプラノサックスや、アルトサックスやテナーサックス、など、さらに多くの種類を持ち、それぞれに個性があります。
そして金管楽器ではトランペット、ホルン、トロンボーンやユーフォニアム、チューバなどありますが、こちらもトランペットの華やかで大胆な音色、ホルンの個性的で軽やかな音色、トロンボーンの重厚で温かみのある深い音色、など、様々です。
ひとくちに管楽器と言っても、楽器の種類も多く、それぞれに個性があり、それぞれの面白さとさまざまな音色を楽しむことができます。
また管楽器は楽器に息を吹き込むことで、音を出せる楽器です。つまり人の体と密接な関係を持つことができます。
演奏家が楽器にどのように息を吹き込むかによって、やわらかく繊細な音から、大きく大胆な音、また震えるような情緒ある悲しい音、など、同じ楽器でも音色の変化を起こすことができます。まるで歌うように変化させることができる面白さがあります。演奏者の感情や思いを反映させることも十分に可能です。
また演奏の仕方によって、音量の強弱も幅広くつけることができます。
大胆に息を吹き込むことによって出る大きな音から、やさしく息を吹き込むことで出せる小さくて繊細な音までを一つの楽器で表現することが可能なため、表現の幅がとても広くそれによる面白さもあり、ダイナミックでたくさんの魅力が詰まった楽器です。
そして、管楽器はさまざまなジャンルの音楽にも対応しているので、いろいろなシーンで管楽器の音色と魅力に触れることができます。
クラシックや吹奏楽での管楽器はとてもよく知られていますし、もちろんクラシックや吹奏楽では管楽器がないと成り立ちません。
しかし、ジャズやフージョン、ポップスなどあらゆるジャンルの音楽から、様々なシーンで管楽器の音色と魅力に触れることができます。サックスやトランペット、コルネットなどはジャズの世界ではメインと言っても良いほどの大活躍ですし、ポップスなどでも、フルートやいろいろな管楽器が使われています。
また、甲子園や様々な大会の応援などのシーンで、トランペットの大きな迫力ある音を耳にすることもできます。
そしてそれら管楽器の様々な音色や表現が、何層にも重なり合ってできる、アンサンブルは、さらにお互いの楽器の音色を引き立たせ、個性を際立たせて更にたくさんの表現を可能にし、聞き手を楽しませてくれます。
もちろん、演奏家も、アンサンブルでの重なり合い変化する音色を楽しんでいるでしょう。
管楽器とは、とても幅広く大きな可能性を持ち、面白さと魅力が詰まったものなのです。
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